本書を図書館で借りて読むことに矛盾を感じつつも。。。初めは、
大崎梢の図書館版・連作短篇
日常の謎ミステリかと思って読み始めたが、裏切られた、素晴らしい。
公共図書館の在り方を問う問題作。また硬質な文体が地方政治の問題提起にぴったり合致している感じも良い。普段から
公共図書館に一過言あったので丁度良かった。特に人気文芸書に山のような予約を入れる
乞食ども人々(自分も含め)には、これでよいのかという思いが前々からあったので見事に代弁していただいて気持ちが良かった。あと実際に図書館側の放漫経営も目立つ、素人目で見ても。ハードカ
バーで既に蔵書があるのに文庫化の際にまた購入していたり。
★★★★★