![SF本の雑誌 (別冊本の雑誌 15) SF本の雑誌 (別冊本の雑誌 15)](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51qDQSJzzHL._SL160_.jpg)
- 作者: 本の雑誌編集部
- 出版社/メーカー: 本の雑誌社
- 発売日: 2009/07/02
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 7人 クリック: 36回
- この商品を含むブログ (40件) を見る
「SFオールタイムベスト」は、総じて選者の好みで偏ってないかという印象。サンリオ(『時は準宝石の螺旋のように』『ロードマークス』『バケツ一杯の空気』など)とか鈴木いづみとか普通オールタイムベストには入らないと思う。まぁ全部読んだ事無いわけだけど…。
とり・みきの『万物理論』は、上手くイーガンのパロディしていて面白かった。出来れば最後まで見てみたい。
円城塔「バナナ剥きには最適の日々」は意外にも(?)素晴らしい話だった。今までの円城塔読まず嫌いは完全に間違いだった。
「サブジャンル別ベストテン」は知らない作品が多々あって勉強不足を痛感した。
過去のSF関連記事再録は、いつの時代も今のSFは駄作ばかりだ、という論調だった。しかし昔の評論家は批判的にバッサリ切る人が多かったんだね。そして「SF者人生双六」の感想が一番上のやつね。
「SFアート」は、小松崎茂が良いね。他に水野良太郎とか(今回のには載ってないけど)鶴田一郎とかが好き。ところで俺の持ってる「銀背」とか古いSFは、何であんな抽象画みたいなの(たぶん勝呂忠っていう人の絵)ばっかりなんだろうね?
「各SF出版社編集者座談会」は興味深く読んだ。早川が左翼で、創元が保守で、国書が「SFの確かな野党」www
「SFセンター模試」は45点。平均点。
「書評漫才―初心者向け面白SF」は同意しながら笑わせてもらった。特にオチの山本弘が大いに同意www
椎名誠はTVで旅行してる人と思ってた。
「ミニコラムSF偉人伝」は、こんなSF愛溢れる素晴らしい人が沢山いたんだと感慨深くなった。
最後に一言。SF最高!!!