くじら座ソーダ通信

主に読書(SFとミステリ)やアニメについて書きます。最近の読書感想は「漫才風読書感想」をやってます。カテゴリーから「漫才風読書感想」を選んで読んでみてください!

エドモンド・ハミルトン『透明惑星危機一髪!』

キャプテン・フューチャーってキャプテン・アメリカと同一人物と思ってた、とかいった妄言はどうでもよくって、《キャプテン・フューチャー》シリーズ第1巻である。創元SF文庫の「キャプテン・フューチャー全集」ではなくて早川で95年に再刊されたやつです。
上に第1巻って書いたけどコレ1巻じゃないな。早川の刊行順から言えば1番なんだけど、全集やら原書やらを見ると『恐怖の宇宙帝王』が1巻みたい。まぁコレから読んでも話的に全然オッケーなんで別に良いが。
今までスペースオペラって全くもって読んだ事なかったんだが、これは意外と面白い。「スペオペはSFじゃない」派のハードSF原理主義を信望してきたが、今一切を返上したいと思います。だってフューチャーメンのピンチと活躍の連続にドキドキワクワクしたんだもん。ちょっと古臭かったけど。
翻訳も気持ちいい。何故宇宙で江戸っ子のべらんめえ口調なのかは謎だが、楽しいのでいいや。
★★★★☆