2008-06-18 北野勇作『ザリガニマン』 小説 感想 ザリガニマン (徳間デュアル文庫)作者: 北野勇作,菅原芳人出版社/メーカー: 徳間書店発売日: 2001/10メディア: 文庫 クリック: 7回この商品を含むブログ (21件) を見る『かめくん』の姉妹篇。『かめくん』と『どーなつ』の中間みたいな作品。刊行順からいって『かめくん』と『どーなつ』の間っていうのは当たり前なんだけど、文体とか雰囲気が特にそんな感じ。 『かめくん』で曖昧になってた木星戦争の発端についての物語なんだけど、いつもの北野節全開で夢の世界と現実が混濁してて結局よく分からない、感想の書きにくい話になってます。 読み終えて感じた事は『かめくん』って北野勇作作品の中で希有の名作だったんだな。あのノスタルジーはそうそう出せないね。 評価:★★★☆☆