- 作者: ポールアンダースン,Poul Anderson,浅倉久志
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 1992/02/23
- メディア: 文庫
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これは素晴らしい作品ですよ。最初はブレーキの壊れた恒星間宇宙船が乗組員の努力によって修復され新天地に到着、、、それだけの話かと思ってました。ごめんなさい長門さん。そしてアンダースン先生。俺の拙い想像力を超えてました。果しなき流れの果にですよ!!時間の果てですよ!!現代ビッグバン理論より古い古典ビッグバン理論を元にしている*1とか、そんな瑣末なことはどうだっていい。圧倒的スピード感!!発想の壮大さ!!凄いの一言に尽きる。
主人公のチャールズ・レイモントは、嫌な奴かと思ったけど船内風紀のために嫌な奴を演じてたのね。わかってても腹立たしいシーンもあったけど、終盤は男らしくカッコよかった。恒星間旅行で一番大切なのは乗員の精神・心の問題。あと、ニルソンは人間的で共感した。
読み始めるときは、まず巻末解説の「恒星間ラムジェットについて」まで読んで、本編読んで、最後に宇宙モデルの解説を読むという順番でどうぞ。