くじら座ソーダ通信

主に読書(SFとミステリ)やアニメについて書きます。最近の読書感想は「漫才風読書感想」をやってます。カテゴリーから「漫才風読書感想」を選んで読んでみてください!

『異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術Ω』全10話

一期は東京MXだったのに、二期はなぜかTBS。関西は、一期がサンテレビだったのに、二期は放送なし。なぜ?まぁお色気アリアリだから、しょうがないか。じゃあなんでTBSは二期に名乗りを上げたんだ?ということでオレはニコ生で視聴。内容はまぁ相変わらずw

ネトフで北極

ネットオフにて。

最近のアンソロジーで再評価されてるレナルズ。そういえば短編集『火星の長城』しか持っていないことを思い出して、たまたまネットオフを検索したら『銀河北極』があったのでポチッと!Tポイントも使えたし、6点で送料も無料になったし!
『ゴールデン・フリース』!ソウヤーのSFミステリにハズレなしなので!ソウヤー面白いのに、もう新刊は出ないのか?もったいない!
『スチーム・ガール』!蒸気なミシンを纏って戦うガール?!すごい設定!エリザベス・ベアは、はるこんSFシリーズも欲しいな〜!
『黒き計画、白き騎士』!なんか発売当時あんまり跳ねなかった本だけど、気になってたやつ。タイムマシンSFは気になるよね!
『銀河北極』!前から探してたの!《レヴェレーション・スペース》は長編は全部持ってるけど短編集は『火星の長城』しか持ってなかったので。
法月綸太郎の新冒険』!『冒険』は持ってるけど『新冒険』は持ってなかったので。
『満月と近鉄』!謎の奈良作家だけど、メチャクチャ面白いと評判だったので。

墨瀬侭『リエラリドル -Re:Error/Riddle- 過ちばかりの謎解きを僕らは』

www.alphapolis.co.jp
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あらすじ

その謎解きは秘密か、悲劇か――。
新人ミステリー作家と演劇サークル所属の大学生による邂逅と同盟のメンズバディ・ミステリー!
東京都紐島市で起きた女性転落死事件について調べ始めた新人ミステリー作家・柊平衿彦は、演劇サークル所属の男子大学生・連河琉李と知りあい、その常人離れした文章記憶力に目をつける。だが琉李は、かつて衿彦がみずからの謎解きによって爆弾魔事件に巻き込んでケガを負わせてしまった相手だった――。潜入先で起こる新たな事件。ダイイング・メッセージが示すのは誰か。そして、名探偵たちは殺人事件の真相を解明できるのか……。

面白かった〜!魅力的なキャラクタとキッチリ理詰めの推理で、大好きなミステリだった!
フォローもしてもらってる墨瀬(@sumise_jin)さんは、階知彦先生のweb用別名義(でいいんよね?)。階先生の著書は、ホームズのオマージュ《シャーベット・ゲーム》、ミス・マープルのオマージュ『火曜新聞クラブ』。ときて本作は、エラリイ・クイーンのオマージュ作品!これは期待してしまうよね!
転落死事件を追う推理作家。相棒の超記憶力を持つ演劇大学生。行き着いたのは、源氏物語のサークル。そこで出てくる「源氏香図」。舞台となる水路(クリーク)に囲まれた遠州の料理屋の離れ。ここまでの関係性や舞台装置のネタ振りをしっかり描写して、いざ起こる事件。いいね!本当にクイーン!
推理も、誰がこの情報を知っていたのかをキッチリ照らし合わせると理論的に犯人へと導かれるのでスッキリ。でも二重三重に仕掛けもあって驚きも。よく考えられてるな〜!ちなみにオレは水路の物理トリックは得意なんで即座に分かったけど、犯人の限定は感心して読むのみやった!
キャラクタも、推理作家の主人公と元刑事の探偵の姉、そして超記憶力の持ち主の演劇大学生。みんな特徴のあるいいキャラ!これはシリーズ化して欲しいくらい。元々のタイトルは「遠州クリークの秘密」だったので、クイーンばりに「旧国名シリーズ」として!
なんしか楽しい本格ミステリでした!webで長編を読むのは初めてで大変かと思ったけど、楽しかった!
階先生の『火曜新聞クラブ』は既読で、『シャーベット・ゲーム』は原典未読なんで積読にしてるんだけど、これは先に読んでみようかな!

『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』

面白かった~!ハリウッド版の怪獣の造形がはじめはなんか受け入れられなかったけど、バトルかっこいいー!!最高!なんか好きになってきたわ!ゴジラキングギドラの格闘も熱いし!CGいけるやん!そしてラドン!?熱風での全体攻撃、からの「ゴマすりクソバード」www笑う!ラストのキングギドラの首は、もしかしてメカキングギドラのフラグか!?メカキングギドラが一番好きだから期待!怪獣たちのカッコ良さに比べて、人間ドラマよ。出てくるやつ、頭おかしすぎる!特に母親。あれなんなん?とりあえず怪獣の王になったゴジラ。次作ではキングコングと対決。ってコングごときが怪獣王に勝てるのか?!

庄司卓『それゆけ!宇宙戦艦ヤマモト・ヨーコ【完全版】(10)』

あらすじ
銀河系内で、褐色矮星が一月足らずの間に恒星化する異変がいくつも観測されるようになった。それらの褐色矮星の核近くには、人工の点火装置らしきものが見つかっている。明らかに『オールドタイマー』の遺跡と思われるその装置が、今のタイミングで発動した意味とは―!?洋子がどのようにして三〇世紀の未来で宇宙戦艦の搭乗者としてスカウトされたのかも明らかになる、掟破りの第10巻。

昔、富士見ファンタジア文庫で刊行されていたのは、この巻までという。なんという中途半端な所で!?前半は、銀河系内で褐色矮星が突然に恒星化するという事件。修学旅行中のヨーコが呼び寄せられる。なんという迷惑なタイミング。後半は、ヨーコたちが初めて未来に呼び寄せられる、エピソード・ゼロな話。さて残りの新規書き下ろしの2冊で、どう完結するのか!?