高田郁『銀二貫』

銀二貫 (幻冬舎時代小説文庫)

あらすじ
大坂天満の寒天問屋の主・和助は、仇討ちで父を亡くした鶴之輔を銀二貫で救う。大火で焼失した天満宮再建のための大金だった。引きとられ松吉と改めた少年は、商人の厳しい躾と生活に耐えていく。料理人嘉平と愛娘真帆ら情深い人々に支えられ、松吉は新たな寒天作りを志すが、またもや大火が町を襲い、真帆は顔半面に火傷を負い姿を消す…。

ほんま大阪は人情の町だすなあ！！人はお金(銀二貫)で何が出来るか、考えさせられますわ。こういう活きたお金の使い方をしたいもんでおますな。みんな不幸が降りかかっても前向きに進み続けるんは、涙なくしては読めまへん。ほんま白犬のおいどのようなお話だしたわ！！
と船場言葉の小説なので、船場言葉で感想を書いてみたで。関西が舞台の本は関西弁で感想を書くというマイルールやから。ほんまは同じ大阪弁でも、泉州弁がネイティブやから、チョット変かもしれん。そんで、船場言葉にこだわるあまり、肝心の感想がまったく上手く書けてへんし。。。
あと一応言うとくけど、大阪版本屋大賞「OSAKA BOOK ONE PROJECT」の第一回受賞やけど、それ決まる前からちゃんと目を付けて買ってたんやで。受賞の知らせを聞いて、慌てて本棚から出したんやけどなwwこれはすべての大阪人に読んでもらいたい物語やね！！ほんま大阪は人情の街やで！！！
★★★★★