2010-03-29 マイクル・ムアコック『この人を見よ』 小説 感想 この人を見よ (ハヤカワ文庫 SF 444)作者: マイクル・ムアコック,峯岸久出版社/メーカー: 早川書房発売日: 1981/08メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 35回この商品を含むブログ (14件) を見る社会に適合できないイエス救世主コンプレックスの男が、イエスの最期を見とどけようとタイムマシンで西暦29年のエルサレムへと旅立つ…といったストーリイ。非常に面白かったけど、これキリスト教信者にしてみたら激怒でしょ。特に聖母マリア様なんて噴飯ものw巨乳を抱え込むように腕を組む描写なんていらんやろ。挙句の果てに、夜にはヨゼフが出張に出かけるからとか誘って主人公と寝てるし。イエスもイエスだし。終始、陰鬱な雰囲気なんだけど、なんか笑ってしまったのは、俺があらゆる宗教に対して信心深くないからなんだろうな。敬虔なキリスト教徒なら焚書もんだろうと思う。発表された時の海外での反応が気になる。 ★★★★☆