くじら座ソーダ通信

主に読書(SFとミステリ)やアニメについて書きます。最近の読書感想は「漫才風読書感想」をやってます。カテゴリーから「漫才風読書感想」を選んで読んでみてください!

森見登美彦『太陽と乙女』

太陽と乙女

太陽と乙女

あらすじ
デビューから14年、全エッセイを網羅した決定版!登美彦氏はかくもぐるぐるし続けてきた!影響を受けた本・映画から、京都や奈良のお気に入りスポット、まさかの富士登山体験談、小説の創作裏話まで、大ボリュームの全90篇。台湾の雑誌で連載された「空転小説家」や、門外不出(!?)の秘蔵日記を公開した特別書下ろしも収録。寝る前のお供にも最適な、ファン必携の一冊。

森見先生によるエッセイや他作家さんへの巻末解説や自作の舞台化アニメ化への言葉など、大いに先生の自分語りを堪能!先生の好きな物に対するヘンなこだわりとか読み所たっぷり。デビュウのきっかけファンタジーノベル大賞受賞前後の日記転載も生々しくて良い!スランプ時代に書かれた台湾の雑誌への連載エッセイでは、創作姿勢も吐露されていた。あらかじめ立てた計画から、無意識的に計画外にはみ出る部分が自作の面白い所とのことだが、まさしくその通りだけど、けっこう綱渡りの創作だなーと心配になった。なんしかこれからも面白い作品を期待!
(今回はエッセイなので、漫才風読書感想はお休みします)