2008-08-30 広瀬正『ツィス』 小説 感想 ツィス (集英社文庫)作者: 広瀬正出版社/メーカー: 集英社発売日: 2008/08/01メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 19回この商品を含むブログ (41件) を見るオイネ凄く可愛えー、とかいった妄言はどうでもよくって、広瀬正小説全集の第二巻である。広瀬正の本って全部タイムトラベルものと勘違いしてました。今回は公害パニックSFです。70年代に刊行されたということで「精神分裂病」「ツンボ」とかいった言葉が出てくるんだけど、最後に但し書が付いてるの見て、何か面倒臭い時代だなと思った。聴覚障害者に対する差別が次第に無意味になっていく様とか、上手く書かれてるなと感心した。 少しネタバレすると、「日比野教授は最初っから怪しい」と思ってました。 あとヒロポンらしきもの使ってる人いたけど70年代は合法じゃないよね? 評価:★★★★☆