くじら座ソーダ通信

主に読書(SFとミステリ)やアニメについて書きます。最近の読書感想は「漫才風読書感想」をやってます。カテゴリーから「漫才風読書感想」を選んで読んでみてください!

レン・デイトン『SS-GB(上)』

SS‐GB〈上〉 (ハヤカワ文庫NV)

SS‐GB〈上〉 (ハヤカワ文庫NV)

あらすじ
“もし1941年にヒトラーが英国を制圧していたら歴史はどう変わっていたか?”鉤十字に全土が塗りつぶされた占領下の英国。国王ジョージ6世はロンドン塔に幽閉され、国民は圧政に喘いでいた。治安維持の任にあたるナチ親衛隊は強大な権力を持ち、ロンドン警視庁もその支配を受けている。その中で同殺人課のアーチャー警視に委ねられた事件は、闇物資の取引きをめぐる平凡な殺人と見えた。だが、ベルリンから野心的な親衛隊将校フートが着任、捜査は意外な展開を始める!巨匠が綿密な調査を基に、もう一つの歴史の中で展開するスパイ戦を描く。

英国がナチス・ドイツに降伏し占領下に置かれた1941年。ある男が殺され捜査に当たる警視ダグラス・アーチャーに、上司のナチ親衛隊、親衛隊を快く思わないドイツ国防軍、そしてロンドン塔に幽閉されている国王ジョージ6世の奪還を目論む抗独レジスタンスが暗躍を繰り返す。さらには殺人事件の背後にはドイツの核爆弾開発計画がちらちら見え隠れするんだから、興奮が抑えられない。ということで、下巻に急ぎます。