2009-12-05 ミヒャエル・エンデ『モモ』 小説 感想 モモ―時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にかえしてくれた女の子のふしぎな物語 (岩波少年少女の本 37)作者: ミヒャエル・エンデ,Michael Ende,大島かおり出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1976/09/24メディア: 単行本購入: 21人 クリック: 479回この商品を含むブログ (252件) を見る人間に無駄な時間を極力排するように仕向け、その余った時間を奪いむさぼる時間どろぼう「灰色の男たち」。「灰色の男たち」は人間が生み出したという。メタファを読み取る能力が弱いんだけど、これは現代の経済効率至上主義への警句なんだと思う。心の余裕の無い現代人こそ主人公モモを見習うべき。子供には子供の読み方、大人には大人の読み方が出来る良い本。あと個人的に思ったのは、ウラシマ効果とカメって古今東西何故か密接な関係にあるような気がするんだけど何でだろ。 ★★★★☆