くじら座ソーダ通信

主に読書(SFとミステリ)やアニメについて書きます。最近の読書感想は「漫才風読書感想」をやってます。カテゴリーから「漫才風読書感想」を選んで読んでみてください!

神永学『心霊探偵八雲5 つながる想い』

心霊探偵八雲5 つながる想い (角川文庫)

心霊探偵八雲5 つながる想い (角川文庫)

前言撤回。ミスチルのアルバムの話なんだけど、『SUPERMARKET FANTASY』ね。「水上バス」がイマイチって前に書いたけど、考え直した。繰り返し聞いてみたら大サビが素晴らしいことに気が付いた。まず「川の流れのように愛は時に荒れ狂ってお互いの足をすくいはじめる」で定番の失恋ソングである事を分からせる。そして「僕が悪いんじゃない」で男本位の目線で見苦しい所が人間臭くて良い。最後に「でも君のせいじゃない さよならを選んだ君は恐らく正しい」でもう名曲「Over」の俺の好きなフレーズの所に並んだといっても良いぐらい切ない。でもこのアルバム内で「水上バス」から先が全く盛り上がらないんだよ、俺の中で。とくにシングルのカップリングの2曲。
して『八雲』5巻の話。相変わらず細かいが突っ込まずにはいられないところが多々ある。まずは回想シーンに出てくる人名、七瀬美雪って金田一少年じゃん。次に349頁の「化学反応の結果を待つ物理学者のよう」って、物理学者は化学実験なんてしない。最後に過去にある人物とある人物に繋がりがあったことが判明するんだけど、唐突過ぎて後付け臭すぎ。さてここまで散々批判的に書いたけど、犯人は意外性があって驚いたし、文章も1巻に比べて上がってるし、中々面白かったんじゃないだろうか。
★★★☆☆