くじら座ソーダ通信

主に読書(SFとミステリ)やアニメについて書きます。最近の読書感想は「漫才風読書感想」をやってます。カテゴリーから「漫才風読書感想」を選んで読んでみてください!

梶尾真治『おもいでエマノン』

おもいでエマノン (徳間デュアル文庫)

おもいでエマノン (徳間デュアル文庫)

先週の週末に、左腕から肩背中にかけて、謎の赤い発疹が大量発生。痒い。特にシャワーやドライヤーを当てて暖めると痒くて失神しそうになるほど。皮膚科に行ったらチャドクガとかいう毛虫の仕業だそうだ。そういえば金曜の昼間、1㌢くらいの毛虫が肩に乗っかってたのを払いのけてもらったんだった。その時に毛虫は毛ばりを大量噴射するみたいです。毛虫を見つけたときは慎重な対処が必要なようなので気を付けてください。
してエマノンの話。まず鶴田謙二の絵が素晴らしいね。内容は出会いと別れの思い出の短篇集で、どれも淡い切なさの雰囲気が漂っていて、冒頭の献辞の「ぼくの・まえを・とおりすぎていった・すべての・人・たちへ」ってのが全てを表していると思った。エマノンというキャラクタ・設定を生み出した時点でカジシンさんの大勝利だと思う。
★★★★☆