くじら座ソーダ通信

主に読書(SFとミステリ)やアニメについて書きます。最近の読書感想は「漫才風読書感想」をやってます。カテゴリーから「漫才風読書感想」を選んで読んでみてください!

西加奈子『さくら』

さくら (小学館文庫)

さくら (小学館文庫)

「好きな人の好きなものを知りたくなるのは当然のこと」みたいなことを講談社BOXの『花散里』に書いてあったのを思い出しつつ、前にブログには書かなかった普段とは全く毛色の違うこの本を手に取った理由ですが、『花澤香菜のひとりでできるかな?』で今まで読んだ中で不動の一位の本と言ってたから、ただそれだけです。
と言う事で本書の感想。一言で言うと、泣いた。少年時代のシーンは家族みんなキラキラ輝いて見えた、素晴らしい家族。その分、後半に入って辛い展開になったら、ジーンと涙浮かべながら読んだ。ミスチルのアルバム『HOME』の最後の曲を聴いた時と、ようつべで小学校のクラスで豚飼って最後には食べようっていうドキュメント見た時以外最近では泣いた事ないのに。別に泣いたって言ってもチョットだけジーンときたぐらいですよ、あしからず。ラストは希望への道筋が見えて良かった。運命って何なんですかねぇ。
評価:★★★★☆