(SFマガジン2005年10月号収録)
今回も、雑誌に掲載されたまま本になってない未書籍化SF短編。
地球が突然爆発!月の裏側の宇宙船にいたフランクとグェンだけが生き残った。大地の切れ端に降り立つ2人。2人は新たなアダムとイヴになると思いきや、フランクはグェンに夜這い失敗という過去が。フランクの片思いは続いているが、グェンは嫌っている。そんなドタバタに、闖入者が登場したことで展開は二転三転。これは本当にコミカルで面白い!闖入者が来たことで、人類の闘争本能という大きな話になるけど、それも取り込んで二転三転する行動は痛快!
ハリイ・ハリスンは『テクニカラー・タイムマシン』も読んだけど、こういうドタバタが良い作家よね!これからも気軽に読んでいきたい!