くじら座ソーダ通信

主に読書(SFとミステリ)やアニメについて書きます。最近の読書感想は「漫才風読書感想」をやってます。カテゴリーから「漫才風読書感想」を選んで読んでみてください!

夕凪悠弥『恒星間航宙艦ゆりかご停泊記 走れ、ラブレター!』


作者:夕凪悠弥
出版社/メーカー:オービタルガーデン
発売日:2017/04/01
メディア:文庫判(A6)

あらすじ
「となりのナツお兄さんがひっこしちゃったみたいなの!」
親友きりねの恋のピンチに、こはな、みさき、ゆずほの3人が立ち上がる。お兄さんはどこへいった?どうやって連絡を取ろう?知恵と勇気を出し合って、4人のちいさな冒険が今始まる!
地球外惑星にたどり着いたクレイドル級恒星間航宙艦3番艦“ゆりかご”を舞台に、少女たちが駆け回るほんわか日常系SF。

亮人::どぅおもー!漫才風読書感想でーす!
使い魔・ゲンキ君::今回は、文フリ大阪でゲットした小説同人誌だガル!
亮人::事前にカタログでチェックしてた本じゃなくて、会場のサンプル展示ブースで見てヒトメボレして買った本なんよー!
ゲンキ君::なんと言ってもこのイラストがキレイだガル!
亮人::そうそう!この美麗なイラスト表紙の装丁で、400円とか安すぎでしょ!
ゲンキ君::中の挿絵も一枚一枚丁寧に描かれていたガル!
亮人::そしてヒトメボレは内容もやで~。
ゲンキ君::大きなあらすじは、引っ越してしまった憧れのお隣のお兄さんを探して手紙を渡すという冒険に出かける小学生の仲良し4人組の話だガル。
亮人::この、ゆるい日常系みたいな冒険がええんよ!女の子4人のワチャワチャ!応援したくなる話!しかしそれだけじゃない。
ゲンキ君::冒険のバックボーンとなる舞台が特殊だガル。じつはこの街は、巨大宇宙艦艇の中!?宇宙移民を乗せた恒星間航宙艦として、もう別の星系の衛星付近に停泊中なんだガル。
亮人::他にも、通信機器や移動手段など、SFのガジェットがいっぱい!熱い!!やっぱりSF最高や!
ゲンキ君::巻末にはSF用語解説集も併録されてるガル。
亮人::しっかり世界観が組み立てられてて、これも熱い!
ゲンキ君::このSFの世界観を共通のバックボーンとした長編も執筆中らしいガル!
亮人::なんでも、移民宇宙艦が降り立った惑星は剣と魔法のファンタジー世界観の惑星だったという話らしい。異文化が衝突する話かな?これは本になったらまた買うしかない!
ゲンキ君::これからの文フリも注目しないといけないガル!!
亮人::さて最後に、謎かけを一つ。
ゲンキ君::「漫才風」ということを忘れてて、最後に唐突にネタを入れ込むワケだガルね!?
亮人::「恒星間航宙艦」とかけまして!「とある内海にあるペンションのお土産売り場」ととく!
ゲンキ君::そのこころは?
亮人::どちらも「うちういみん(宇宙移民/うちうみINN)」で「かいたく(開拓/買いたく)」なるでしょう!!おあとがよろしいようで!
ゲンキ君::「うちうみINN」ってメチャクチャだガル!「宇宙移民」と掛け言葉になってるようで、文字が入れ替わってるガル!?文字が入れ替わっても意味が通じる「タイポグリセミア現象」ってあるけど、謎かけとしてコレでいいガルか?
亮人::移民だけに、もう「すんだ(住んだ/済んだ)」話よw
ゲンキ君::もうやめさせてもらうわん!ガルガル!!
★★★★☆
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