さよなら2017年回顧・小説篇
毎年恒例、年の終わりの振り返り。小説からランキング。
読んだ本の数:27冊
読んだページ数:9203ページ
購入書籍数:+165冊
積読消化数:-24冊
- 第一位 米澤穂信『いまさら翼といわれても』
- 第二位 フィリップ・ホセ・ファーマー『奇妙な関係』
- 第三位 連城三紀彦『戻り川心中』
- 第四位 藤井太洋『公正的戦闘規範』
- 第五位 中村融編『猫は宇宙で丸くなる 猫SF傑作選』
- 第六位 殊能将之『ハサミ男』
- 第七位 エラリー・クイーン『Yの悲劇』
- 第八位 豊田有恒『退魔戦記』
- 第九位 川又千秋『火星人先史』
- 第十位 ハーラン・エリスン『死の鳥』
- 第十一位 野田昌宏編『太陽系無宿 スペースオペラ名作選(1)』
- 第十二位 野田昌宏『銀河乞食軍団(1)』
- 第十三位 野尻抱介『南極点のピアピア動画』
- 第十四位 横溝正史『本陣殺人事件』
- 第十五位 フレッド・セイバーヘーゲン『バーサーカー 赤方偏移の仮面』
- 第十六位 橘ユマ『うさぎ強盗には死んでもらう』
- 第十七位 ポール・アンダースン&ゴードン・R・ディクスン『地球人のお荷物』
- 第十八位 眉村卓『長い暁』
- 第十九位 水見稜『食卓に愛を』
- 第二十位 梶尾真治『恐竜ラウレンティスの幻視』
27冊しか読んでないくせに、ベスト20も出す意味があるのかって声もあるだろうけど、毎年のことなので。
一位は、よねぽ先生!毎年米澤作品が一位な気もするが、古典部の新刊だから仕方ないよね!
二位は、ファーマー!異星人の生態の作りこみがハンパない!
三位は、戻り川!ラストで動機が反転する切れ味がメッチャ鋭くて感動!
四位は、藤井先生の作品集!どれも現代の少し先を切り取っててスゴイ!あとブログ感想が先生自身にRT&コメントされて、ビビったw
五位は、猫SFアンソロジー!どの話も猫かっわいー!読みたい作家が増えた!
六位は、ハサミ男!見事にしてやられました!!
七位は、Yの悲劇!ちゃんとネタフリからの材料だけでの理論的推理なんだけど、結末には驚かされた!
八位は、退魔戦記!短篇版は読んだことあったけど、やっぱり好きだわ!タイムパトロール物は楽しいね!
九位は、カンガルー!メチャクチャな設定だけど、エンタメしてて面白い!
十位は、エリスン!まさか今の時代にエリスンの作品集が一冊にまとまって出るとはね。ベスト盤みたいな作品集で、どの話も刺激的!
ということで、今年のまとめ。今年の読書目標は「ネットやブログにレビュウがない物を読んで、レビュウを残す」だったけど、まあ微妙に達成かな?「どこにもレビュウがない本」は、去年は『世界SF全集』のソ連東欧の巻を読んで全作レビュウしたけど、今年はどこにもレビュウがない本は読めてない。でも「どこにも全作レビュウがない短篇集」は何冊か読んで全作レビュウしたので、OKかな。
しかし積読が141冊も増えてるじゃねーか!?全くダメじゃん。いや、積読増加のうち53冊は父親の本棚からパクったやつだからノーカンだよね(震え声)
今年は冊数はあまり読めなかったけど、読了以外の読書体験が濃密だった!例えば、ハヤカワのオビフェアにオレの宣伝文句が採用されたり(野尻抱介『南極点のピアピア動画』⇒http://d.hatena.ne.jp/akito0526/20170603/p1)、サイン本が当たったり(森見登美彦『有頂天家族(1)(2)』⇒http://d.hatena.ne.jp/akito0526/20171222/p4)。あとは天神橋筋の古本屋・ジグソーハウスさんの中の人とも仲良くさせてもらったし、難波の山羊ブックスさんとも店頭で話させてもらったり。ありがたい。あとブログ感想は、漫才風になったことも大きな変化。オチを考えるのが毎回苦戦してるが、レスポンスもあり、ヤル気満々です!
今年もいろいろありがとうございました!!