宮地昌幸『さよならアリアドネ』

さよならアリアドネ (ハヤカワ文庫JA)

あらすじ
結婚したらパートナーに絶対読んで欲しいタイムトラベルもの No.1
「15年後、あなたは奥様や友人に見捨てられ不幸のどん底にいます」平凡だが幸せな毎日を過ごすアニメーター・政志の前に、未来からきた中年女性“アリアドネ邦子"は、恐るべき破局の訪れを告げる。
「15年後の8月23日を72回繰り返してください」
――そうすれば、最悪の将来から逃れる方法が見つかるという。
ヒントは飼い猫のコテツ！？
夏の終わりの吉祥寺を翔けるタイムトラベル・ラブコメ！
気鋭のアニメ監督初の書き下ろし。

時をかける中年SHIROBAKO。アニメーター(オッサン)の元に未来人(オバハン)が来て未来の離婚危機からの転落人生を告げられる。そこで、未来のある一日を繰り返し体験して、いい方向に時間の流れを変えようというタイムトラベルもの。しかし欲望に流される男と感情に走る女のダメ人間ズ、オッサンとオバハンの離婚やら不倫妊娠やらドロドログダグダを見せられて、どうすりゃいいのよ？しかし読後感は意外と爽やか。オビの惹句に偽りナシだね！時間SFとしても、タイムリープの描き方に妙があったり、パラレルワールド理論も面白く、なかなか良かった！
(追記：アマゾンの書影、はじめはオビ付だったのに、今はオビなし表紙になってる。オビあり本の画像を貼っておく)
(追記2：ツイッターで作者様御本人から感想文にレスポンスがあってビビったw面白かったので、そう伝えたけど)
★★★★☆