くじら座ソーダ通信

主に読書(SFとミステリ)やアニメについて書きます。最近の読書感想は「漫才風読書感想」をやってます。カテゴリーから「漫才風読書感想」を選んで読んでみてください!

田中芳樹『銀河英雄伝説(3)雌伏篇』

銀河英雄伝説〈3〉雌伏篇 (創元SF文庫)

銀河英雄伝説〈3〉雌伏篇 (創元SF文庫)

あらすじ
亡き親友との銀河の覇者となる約束を果すべく決意を新たにしたラインハルトに、イゼルローン攻略のための大計が献じられた。その裏で暗躍する第三勢力フェザーンの狙いとは。一方、ユリアンの初陣からの帰還に安堵する間もなく、ヤンは査問会に召喚され、同盟首都に向かう。だがその隙を衝くようにイゼルローンの眼前に帝国軍要塞が出現。巨大要塞同士の戦いの火蓋が切られた!

ヤンが査問という私刑会のため首都へ召喚させられている間に、留守のイゼルローン要塞の前にガイエスブルク要塞が超技術ワープアウトしてきて、要塞VS要塞の大ピンチ。同盟の民主主義の腐敗っぷりに辟易。同盟軍は将官にもロクな駒がほとんどないし、ヤンがこの先生きのこるにはどうすればいいのか、全く見えない。そして3巻の締め方も不穏を残していて、気になる。ヤンとラインハルトの対立を不可避にする、フェザーンの魔手とは一体なんなのか?
★★★★☆