- 作者: 高田郁
- 出版社/メーカー: 角川春樹事務所
- 発売日: 2013/06/15
- メディア: 文庫
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あらすじ
吉原の大火、「つる家」の助っ人料理人・又次の死。辛く悲しかった時は過ぎ、澪と「つる家」の面々は新たな日々を迎えていた。そんなある日、吉原の大火の折、又次に命を助けられた摂津屋が「つる家」を訪れた。あさひ太夫と澪の関係、そして又次が今際の際に遺した言葉の真意を知りたいという。澪の幼馴染み、あさひ太夫こと野江のその後とは―――(第一話「残月」)。その他、若旦那・佐平衛との再会は叶うのか? 料理屋「登龍楼」に呼び出された澪の新たなる試練とは・・・・・。雲外蒼天を胸に、料理に生きる澪と「つる家」の新たなる決意。希望溢れるシリーズ第八弾。
前巻の壮絶なラスト。しかしそれでも人生は続いてゆく。悲しみを乗り越えて、みんながそれぞれの道へ歩みはじめる。つる家はそのままであってほしいが、希望を胸に進んでいこうとする決意は力強さを感じる。澪たちが幸せをつかむまで、これからも応援していこうと思う!
- 残月―かのひとの面影膳
- 彼岸まで―慰め海苔巻
- みくじは吉―麗し鼈甲珠
- 寒中の麦―心ゆるす葛湯
★★★★☆