くじら座ソーダ通信

主に読書(SFとミステリ)やアニメについて書きます。最近の読書感想は「漫才風読書感想」をやってます。カテゴリーから「漫才風読書感想」を選んで読んでみてください!

越谷オサム『陽だまりの彼女』

陽だまりの彼女 (新潮文庫)

陽だまりの彼女 (新潮文庫)

あらすじ
幼馴染みと十年ぶりに再会した俺。かつて「学年有数のバカ」と呼ばれ冴えないイジメられっ子だった彼女は、モテ系の出来る女へと驚異の大変身を遂げていた。でも彼女、俺には計り知れない過去を抱えているようで―その秘密を知ったとき、恋は前代未聞のハッピーエンドへと走りはじめる!誰かを好きになる素敵な瞬間と、同じくらいの切なさもすべてつまった完全無欠の恋愛小説。

これはないわー。たしかに前半から中盤はきゅんとするような甘甘恋愛小説で滅茶苦茶よかったよ。でもこのオチ。裏表紙あらすじと「女子が男子に読んでもらいたい恋愛小説」という帯の惹句が完全に看板に偽りアリ。ほっこり出来るのかと思ったのに。まあ切なくて泣きかけたけども。「女子が男子に読んでもらいたい恋愛小説」ってのはどういう意味で付けた惹句なんだろう。女子は男子にこの主人公くらい真摯に女子と向き合って欲しいというメッセージ?とりあえず「モナー(ネタバレ伏字)」歓喜の小説か。
★★☆☆☆