- 作者: 井上尚登
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2010/07/10
- メディア: 文庫
- 購入: 1人 クリック: 8回
- この商品を含むブログ (11件) を見る
あらすじ
僕がホペイロ(roupeiro:ポルトガル語で用具係のこと)を務めるJFL所属のビッグカイト相模原は、成績不振なうえ、奇妙な出来事がわんさか起こる。その度に、クラブのみんなは雑用に追われる僕に、謎解きを押し付けてくる。選手のスパイク管理が本職なのに。J2昇格を目指すサッカークラブを舞台に、ホペイロの奮闘を描く、ほのぼの連作ミステリ。「ホペイロ坂上の事件簿」開幕。
日常の謎ミステリは豊穣の地だな。JFLのサッカークラブチームのホペイロが主人公の小説とは。ミステリとしてのクオリティは月並み以上とは言えないが、中小のクラブチームのほのぼのとしつつも真剣な毎日が、読んでいて楽しい。
★★★☆☆