くじら座ソーダ通信

主に読書(SFとミステリ)やアニメについて書きます。最近の読書感想は「漫才風読書感想」をやってます。カテゴリーから「漫才風読書感想」を選んで読んでみてください!

大森望編『不思議の扉 午後の教室』

不思議の扉 午後の教室 (角川文庫)

不思議の扉 午後の教室 (角川文庫)

あらすじ
学校には不思議な話がつまっています。教室の窓から決まった時間にだけ見える女子高校生、大人たちの消えた世界を生きる小学生たち、風船少年との交流―。いつもの日常がぐにゃりと曲がって見える、そんな不思議な読書体験が待っています。古今東西人気作家たちの書籍初収録作や不朽の名作を集めた、短編小説アンソロジー第4弾。

森見登美彦氏の『夜は短し』の番外篇は実は掲載雑誌も持ってるけど、やっぱり面白い。夏と秋の間の「先輩」の暗躍(笑。小松左京の「お召し」は有名作品だけど初読書。こんな話だったのか。さすがオールタイムベストに入るだけある作品。湊かなえとか有川浩の未書籍化短篇とか、大森望氏は目の付け所が素晴らしい。あと拾い物はスティーヴン・キングの息子。こんなへんてこな話しよく思いつくなあ。

★★★★☆