くじら座ソーダ通信

主に読書(SFとミステリ)やアニメについて書きます。最近の読書感想は「漫才風読書感想」をやってます。カテゴリーから「漫才風読書感想」を選んで読んでみてください!

三上延『ビブリア古書堂の事件手帳 〜栞子さんと奇妙な客人たち〜』

あらすじ
不思議な事件を呼び込むのは一冊の古書。鎌倉の片隅でひっそりと営業をしている古本屋「ビブリア古書堂」。そこの店主は古本屋のイメージに合わない若くきれいな女性だ。残念なのは、初対面の人間とは口もきけない人見知り。接客業を営む者として心配になる女性だった。だが、古書の知識は並大低ではない。人に対してと真逆に、本には人一倍の情熱を燃やす彼女のもとには、いわくつきの古書が持ち込まれることも、彼女は古書にまつわる謎と秘密を、まるで見てきたかのように解き明かしていく。これは“古書と秘密”の物語。(裏表紙より)

電撃文庫出身のラノベ作家のメディアワークス文庫作品ということで完全にあなどりすぎていました。ごめんなさい。ただ表紙に惹かれたラノベ買いだったんだけど、とんだ掘り出し物で本当に良かった!!創元推理文庫から日常の謎モノで出てても全く遜色ない。大崎梢の本屋さんシリーズの舞台を古書店に移して、やっぱり本や文学の薀蓄を織り交ぜながら事件を解決みたいな。古書店を舞台にしてる所が古本好きとしては余計に心揺さぶられる。栞子さんのキャラ造形が若干ラノベ的なのもまた良い。本の虫の古書店店主でメガネっ娘(しかも巨乳)な美人で寡黙なおねえさんとか夢ですか。是非とも続巻希望!!
★★★★★