19世紀のロンドン、恋人を
切り裂きジャックに殺された失意の主人公。最近はやりの時間旅行会社の門を叩いたり、
H・G・ウェルズが隠しているとの噂のタイムマシンを使ったりで、恋人救出を画策する…。ってな、あらすじのこの話。
ヴィクトリア時代&タイムマシンって何この大好物。…と思って読んでたら、なんかへんてこな小説になってきたなあ。メタ視点から挿話がどんどん放り込まれてきて、鬱陶しいけど面白くてぐんぐん読ませる。話の本筋としては、こっちの時間SFの伏線かなとの期待に対して、どんどん梯子を外してくる。先が読めないので、下巻に急ぎます。
★★★★☆