くじら座ソーダ通信

主に読書(SFとミステリ)やアニメについて書きます。最近の読書感想は「漫才風読書感想」をやってます。カテゴリーから「漫才風読書感想」を選んで読んでみてください!

笹本祐一『ハレーション・ゴースト』

有川浩小川一水などに多大な影響を与えた《妖精作戦》シリーズの第2巻。今回の舞台は学園祭(の準備)。学園祭のためにクラスで映画を撮っていたら超常現象頻発で、あいかわらずはちゃめちゃで楽しい。中高生の頃リアルタイムで読んでたらこのクラスに自分を投影して絶対没入して読んでただろうなあ。『ビューティフル・ドリーマー』から最近のアニメまで続く学園祭モノの系譜の中の重要な1点だったんだろう。それにしてもパロネタ多すぎだ。特に平野文ボイスは脳内再生余裕でした(笑。
(追記:今回は主人公とヒロインがサブキャラ扱いで、1巻からのメインストーリイは全く動きません。しかしはちゃめちゃな学園祭を描いたことによって、仲間の魅力が充分に深められ逆に良かったんじゃないかと思う)
(追記2:asinのデータがこのシリーズは2つずつあるけど、一方は84年頃に出た初版で、もう一方は94年頃に出た新装版のデータみたい。ちなみに俺が所持してるのは、1巻のみ初版で、残りが新装版。初版は絵が古い。新装版が今見てもいい感じ)
★★★★★