2010-10-18 大森望編『不思議の扉 時間がいっぱい』 小説 感想 不思議の扉 時間がいっぱい (角川文庫)作者: 大森望出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)発売日: 2010/03/25メディア: 文庫 クリック: 54回この商品を含むブログ (20件) を見る◆初秋のSF乱読まつり開催中◆十二冊目。前巻は殆どが既読だったけど、こちらは勉強不足にもほぼ未読。第一世代のSF作家の偉大さが表れた一冊という印象。筒井康隆の、ただの時間ループものと思わせて、人間の罪の意識と絡ませる重厚さ。星新一の、今読んでも色褪せないあっと唸らせるアイデア。本当に御三家は凄い人たちだ。それに比べて、フィッツジェラルド何なの??全く理論構築が無いし。こんなのSFじゃない。あと「エンドレスエイト」はもうええやろ。 筒井康隆「しゃっくり」 大槻ケンヂ「戦国バレンタインデー」 牧野修「おもひで女」 谷川流「エンドレスエイト」 星新一「時の渦」 大井三重子「めもあある美術館」 フィツジェラルド「ベンジャミン・バトン」 ★★★☆☆