2010-09-23 ハリイ・ハリスン『大西洋横断トンネル、万歳!』 小説 感想 大西洋横断トンネル、万歳! (1979年) (サンリオSF文庫)作者: ハリイ・ハリスン,水嶋正路出版社/メーカー: サンリオ発売日: 1979/11メディア: 文庫 クリック: 1回この商品を含むブログ (5件) を見る◆初秋のSF乱読まつり開催中◆一冊目。初、サンリオSF文庫。スチームパンクSF。世界観が素晴らしい。1212年レコンキスタに失敗しイスラム勢力にイベリア半島を占拠されたまま。1783年アメリカは独立戦争に敗れてイギリスの植民地のまま。そして現代、米独立戦争の戦犯として処刑されたワシントンの子孫が技術者として、米英をつなぐ大西洋横断トンネルを設計製作指揮し、米独立を夢見る。…そんな話。ストーリイはプロジェクトX的なものなんだけど、ヴィクトリア朝の雰囲気を色濃く残した現代の空気が凄く心地いい。 ★★★★★