『
ダヴィンチコード』では
ダヴィンチやキリストの歴史をほじくって、漫画『
スプリガン』では色々
ノアの方舟やら聖杯やらの歴史をこねまわして、好き勝手な事書いてたけど、本書は『
古事記』を掘り返す話。『
古事記』からこんな
SF小説(と同列に扱って良いものか)のような展開になるってありえない、だがそこが最高に面白い!!まぁ『
古事記』と、
偽書と言われてる『
東日流外三郡誌』『
竹内文書』を同列に並べるのは如何なものかと思うけど、フィクションで面白ければ全然OK。次の巻は『
古事記』から「
ノアの方舟」につながってはてさて何処に連れて行かれるのか楽しみ。あと巻末解説の南山宏ってググってみたら、
SFマガジンの二代目編集長・森優の事だったのか。知らなかったので吃驚。
★★★★★