くじら座ソーダ通信

主に読書(SFとミステリ)やアニメについて書きます。最近の読書感想は「漫才風読書感想」をやってます。カテゴリーから「漫才風読書感想」を選んで読んでみてください!

3月の読書メーターまとめ


3月の読書メーター
読んだ本の数:7冊
読んだページ数:2045ページ

この人を見よ (ハヤカワ文庫 SF 444)この人を見よ (ハヤカワ文庫 SF 444)
社会に適合できないイエス救世主コンプレックスの男が、イエスの最期を見とどけようとタイムマシンで西暦29年のエルサレムへと旅立つ…。非常に面白かったけど、これキリスト教信者にしてみたら激怒でしょ。特にマリア様が聖母のはずが×××で噴飯ものw
読了日:03月29日 著者:マイクル・ムアコック
僕とおじいちゃんと魔法の塔(1) (角川文庫)僕とおじいちゃんと魔法の塔(1) (角川文庫)
障害者と周囲の問題など簡単には解答の出せない難しい問題で考え込んでしまった。家族との関係は最後ちょっと無茶なんじゃないかと思ったけど、いつもの香月日輪節で安心して読める。
読了日:03月24日 著者:香月 日輪
詩羽のいる街詩羽のいる街
以前、SFは山本弘について行けばよいって書いた記憶があるが、SFだけじゃなく普通小説でも凄い。いつもどおり、ポップカルチャーネタや自身の主張を織り交ぜてるんだけど、人と人との繋がりを主題に置いた、なんて温かい素敵な話なんだ。あと2年前の本なのに、今タイムリーな「非実在青少年」について批判しているのにも驚いた。
読了日:03月22日 著者:山本 弘
武士道エイティーン武士道エイティーン
いつもの早苗&香織視点に加えて、今回はサブキャラクタそれぞれの視点のサイドストーリイもあり話の奥行きを感じた。特に今まで嫌な役回りだった早苗姉や吉田先生等の別の側面に感涙したりした。その分、肝心の早苗&香織の決戦は薄まった気もするが、それでも二人が竹刀を交えるクライマックス場面にはジーンとした。
読了日:03月19日 著者:誉田 哲也
武士道セブンティーン武士道セブンティーン
1巻は文庫で読んで待ちきれずに2巻。やっぱりはじめもやもやする人物が出てくるんだけど、ラスト50頁で全てが爽やかに変わって、やっぱり何て清々しいんだと再感心した。今回は早苗篇の今までの剣道と新しい高校での剣道との違いでの葛藤が特に読みどころ。
読了日:03月16日 著者:誉田 哲也
つばき、時跳びつばき、時跳び
ストーリイは、江戸時代から少女が時間跳躍、と単純な時間SFなんだけど、これが素晴らしい。まず何より幕末の少女つばきが本当に素敵。魅力的に書かれているからこそ、終盤の「時に引き裂かれた男女」が余計に切ない。単純な話なのに(恥ずかしながら)号泣。
読了日:03月12日 著者:梶尾 真治
彩雲国物語 朱にまじわれば紅 (角川ビーンズ文庫)彩雲国物語 朱にまじわれば紅 (角川ビーンズ文庫)
長篇は文庫で、短篇は雑誌掲載が溜まったら文庫化、というスタイルは男の子向けライトノベルだけのものと思っていたが、女の子向けもそうだったのか、と妙に納得。
読了日:03月09日 著者:雪乃 紗衣

読書メーター

3月のベストは…『つばき』《武士道》『詩羽』の中からベストなんて選べません。どれも素晴らしい。この3つ以外の作品もどれも良かった。
あと今日は4月1日ですね。でもいい嘘なんか思いつかない。。。今年の6月に結婚します、、、嘘です。それは俺の友人でした。