読んだ本の数:113
読んだページ数:34183
- 第一位 久米康之『猫の尻尾も借りてきて』
もうこんな隠れた名作時間SFに出会えたというだけで2009年は大満足!!!ラストの「いそがしいのよわたし」「猫の尻尾も借りてきて」の流れが最高に素晴らしい。どこかで読んだけど、70年代は『マイナスゼロ』80年代は『猫の尻尾も借りてきて』90年代は『タイムリープ』と時間SFの傑作が生まれているのに、ゼロ年代は今年で最後を迎えるのに何があっただろう??
- 第二位 山本弘『地球移動作戦』
SFは山本弘についていけば間違いない。
- 第三位 ロバート・J・ソウヤー『スタープレックス』
SF的謎が解けたときの爽快感が良い。でもソウヤーって世間の評価が低いんだ。出てくる人間に魅力が無いからかな。
NTR。いやそれだけじゃない。人と人との繋がりが上手い。
- 第五位 森見登美彦『恋文の技術』
おっぱい万歳。いやそれだけじゃない。失敗書簡集とか本当に面白い。
- (次点)
他にも、福井晴敏『機動戦士ガンダムユニコーン』完結とか、米澤穂信『秋期限定栗きんとん事件』で3年ぶりに小佐内さんの本領発揮とか、神林長平『アンブロークンアロー 戦闘妖精・雪風』で雪風が空を舞う勇士が久々に見れたとか、野尻抱介《クレギオン》を最後まで読んで感動したのであと未読は『ピニェルの振り子』しかないとか、『妖怪アパート』とか、『犬は勘定に入れません』とか、『彩雲国物語』とか、太宰治とか、『くらやみの速さはどれくらい』とか、様々な良い思い出とともにさよなら2009年。