米澤穂信『追想五断章』

追想五断章

和歌山ラーメン食べてきたよ。今回行ったのは南海和歌山市駅近くの丸進っていうところ。町の中華そば屋さんって感じのこじんまりとした店で、カウンターとテーブル三席しかなくて、古い店なんだけど、清潔感はあって中々良い店な印象。店はおばさん一人で切り盛りしてるようで大変そうではあったけど。スタンダードの中華そばを頼んで待っている間に、和歌山ラーメンの特徴である早なれ寿司もつまみました。客が入る前から、割り箸やらコショウやらと一緒にテーブルの一角に積まれてるのを自由に取って食べてよいというスタイル(勿論無料じゃないよ、1個100円)。味はしめ鯖の柿の葉寿司みたいなのだった。俺は柿の葉寿司大好きだからつい手が進みそうになるのを堪えた。で肝心のラーメンはというと、醤油の味と香りがきいていて、昔ながらの中華そばといった感じでおいしかった!!良い体験をしました。(追記:和歌山ラーメンで一番有名であろう井出商店をググったら上位に、客の残したスープの使い回しが出てきてガッカリした。真偽は知らないが。)
して『追想五断章』の話。全体に陰鬱な雰囲気なんだけど、不思議と引き込まれる。結末を書かないというリドルストーリーをテーマに、最後ああなるのも良く考え込まれていて、やっぱり俺はよねぽ好きだなぁ。
★★★★★