くじら座ソーダ通信

主に読書(SFとミステリ)やアニメについて書きます。最近の読書感想は「漫才風読書感想」をやってます。カテゴリーから「漫才風読書感想」を選んで読んでみてください!

神林長平『アンブロークンアロー 戦闘妖精・雪風』

アンブロークンアロー―戦闘妖精・雪風

アンブロークンアロー―戦闘妖精・雪風

前の2作の復習してから読んだ方が良かったか、と思ったけど、意外にも記憶に残っていた。機械知性(ジャム?)の意識世界に幻惑された。素晴らしかった。普段の俺なら、辻褄の合わない世界の描写されたら飽きてくるんだけど、『雪風』は大いに楽しめた。自意識・無意識の問題は、頭の悪い俺には難しかったけど、桂城少尉の自意識=言語の話は興味深かった。前作まではジャムVS雪風&零の複合生命体の構図だったけど、今作はジャム・機械知性・人類の三者対比みたいになって、印象が違ってた感じがした。
★★★★★