- 作者: ロバート・A・ハインライン,小尾芙佐
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2009/08/07
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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して『夏への扉』の話。いやー名作ですなー。早川書房は珍しく良い仕事をしましたね!!誰にでも受け入れやすい名作SFを、このように初心者に啓蒙する試みは大変良いと思う。断然読みやすくなってるしね。でも俺は重厚な福島正実訳の方が好きかな。「ハイヤード・ガール」が「文化女中器」から「おそうじガール」になってるのには魂消た。そういえば俺が初めて「文化女中器」という言葉を見たときは、SF初心者というか読書初心者だったから、何かエロい言葉かと思ってドキドキしたのを思い出したわ。あと誤訳と分かっていても「審判者ペトロニウス」より「護民官ペトロニウス」の方が良いな。でも今、未来への希望に溢れてるハインライン先生のヴィジョンを再認識できて良かった。本当に良い本ですね。
★★★★☆