アルフレッド・ベスター『虎よ、虎よ!』

虎よ、虎よ! (ハヤカワ文庫SF)

世界SF全集のも持ってるけど、併せて収録されてるディックが面倒そうだったので、こっちで読んだ。
いつだったかこの本を買ったのは?多分2年ぐらい前にブックオフで買ったんだったと思う。少し寝かせて、ある日本棚から何気なく取り出してパラパラめくってみた。すると「光線が襲いかかる」「この女はくるしんでいる」「おまえはなにものだ」とかが変な字(タイポグラフィ?)で書かれた。気色悪くなって即本棚に直して、こんな気持ち悪いの当分読むことはないと思った。しかし読了した今となっては、ぞんざいに扱ったことを謝りたい。凄い勢いで熱くスピード感あふれる古典的名作。あの気持ち悪かった部分も今では納得、むしろベスターの偉業ではないかと思う。
N♂MAD
★★★★☆