くじら座ソーダ通信

主に読書(SFとミステリ)やアニメについて書きます。最近の読書感想は「漫才風読書感想」をやってます。カテゴリーから「漫才風読書感想」を選んで読んでみてください!

広瀬正『鏡の国のアリス』

鏡の国のアリス (集英社文庫)

鏡の国のアリス (集英社文庫)

長編1篇と短編3篇。そういえば集英社文庫旧版も書棚のどこかに持ってたはず。

ただ鏡の中の世界に入り込む話かと思ってたら、一応SF的考察あるのに驚いた。
ラストは男に都合よすぎだろう。「ハン子デブだったときは逃げたけど今は痩せて美人なのでこの世界に残ります」って。
作中に広瀬正自身が登場するのはいつもの事だが、「万年直木賞候補」の自虐ネタには笑った。

この女ちょっと頭弱くない?
ディモスじゃなくてダイモスだろう、普通。闘将。

  • 遊覧バスは何を見た

ラスト前までは良い話と思った。涙しかけた。なのに広瀬正は何でこんなラストにしちゃったのかな??

  • おねえさんはあそこに

もっと残酷なラストを予想してたから普通に綺麗な終わり方でよかった。
評価:★★★☆☆