くじら座ソーダ通信

主に読書(SFとミステリ)やアニメについて書きます。最近の読書感想は「漫才風読書感想」をやってます。カテゴリーから「漫才風読書感想」を選んで読んでみてください!

フレドリック・ブラウン『天の光はすべて星』

SFってやっぱ素晴らしいわ!!翻訳SFって自分の中でイーガンしか認めてなかったけど、これからはもっと海外SFも読まないといけないな。とりあえず図書館で予約してある登見彦氏の『美女と竹林』だけ早く読んだら、海外SF読み漁ろうかという気分が満ち溢れてきた。
50年以上前に書かれたのに、宇宙開発計画の中断や木星探査計画を公約に掲げた上院議員に協力するところなんかは逆に現在に通じていてリアリティを感じる。ハインラインの「月を売った男」に近い雰囲気だけど、こっちの方が好き*1
マックスの宇宙への情熱と周囲の人間の暖かさに胸が熱くなる。SFって言うより人間ドラマ。
復刊にあたっての新表紙絵も素晴らしい。読む前に見たらかっこいい感じに思ったけど、読み終えた後に見ると更に感慨深い。
評価:★★★★☆

*1:と言ってもハインラインの方はほとんど内容忘れてるけど…