- 作者: 川端裕人
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2008/05/20
- メディア: 文庫
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子供たちが試合を通じて成長してゆく過程を多視点で描写しているシーンは『龍時』より感動した。花島コーチも子供たちの長所を見抜き自分たちで考えさせる指導者で良いなぁと思った。現実にはこんな指導者(教師)絶対いないよな。
最後に銀河系軍団と試合するのはちょっと荒唐無稽すぎやしないかと思った(銀河系軍団と対戦するのが本書の主題だから仕方ないが)。それまでの試合で十分よい小説になってるのに。
あとレアル・マドリーの面々が変名されてるのが冷めた。別に実名でも問題ないだろうに。現に『龍時』は全員実名だったし。フィーゴが当時レアルの一員だったのに実名登場しているのも意味がよく分からん。それにロビーニョとマケレレは移籍時期的に共存してないし。中盤の底はマケレレではなくグラベセンだったはず。ウッドゲイトも現実では全く役に立たなかったし。DFで出すならエルゲラとかいただろう。