![ディアスポラ (ハヤカワ文庫 SF) ディアスポラ (ハヤカワ文庫 SF)](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51LDpMxLS3L._SL160_.jpg)
- 作者: グレッグ・イーガン,山岸真
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2005/09/22
- メディア: 文庫
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『ディアスポラ』攻略法は、しごく簡単。すなわち、「わからないところはばんばん飛ばす」。これだけでOK。
あらゆる文学形式の中でSFだけが与えうる深い感動。そのもっとも純粋なかたちがここにある。
敬愛するイーガンの最後の牙城。これで既刊全巻読破。
以前読んだときには、15ページ程読んであまりの難解さに投げ出し怒りさえ覚えた。SFファンって阿呆なの?マゾなの?
そして今回「孤児発生」部分を再び読んで見て、やはり難解だけど同時になんか感動も覚えた。そしてヤチマを幼女と考えて読めとどこかに書いてあったけど、それは良い考え。
そして読了してみて、、、やはり心揺さぶられた。イーガン大先生凄すぎ。ソフトウェア化された人間の誕生から死までを見せると同時に長い旅路の末の深い感動を与えるなんて。
でもやっぱり難しすぎるよな。コズチ理論とか5次元生物とか。
個人的には、引きこもりになったイノシロウが気になった。イノシロウってやっぱり日本名から取ってるのかなぁ?
『TAP』にも期待。