- 作者: 米澤穂信
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2008/02/29
- メディア: 文庫
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「あ、大丈夫っす。本、読めます。最近はあれが面白かったっすよ、えっと、あれ。なんとか畑でつかまえて」
「サリンジャー、か」
「え?ブランキーっすか?」
きょとんとした顔同士でお見合い。やがてハンぺー、
「あ、思い出した。オロロ畑だ」
「そっち、かよ」
昔、図書館でミステリ・フロンティア版を借りて読んで以来2回目の再読。あれ?やっぱり面白いわ。前読んだ時は、そんなに印象無かったんだけどな。
紺屋部長とハンぺーの掛け合いが意外に面白い。ハンぺーの見た目とのギャップ萌え(違)掛け合いとラストの暗さとの対比も良い。これぞ米澤穂信の真骨頂(?)しかしこんなラストで<紺屋S&R>シリーズはどんな風に続いてゆくのかな??楽しみ(前読んだ時には全く楽しみにしてなかったくせに…すいません)。インターネッツというところは怖いねー。