くじら座ソーダ通信

主に読書(SFとミステリ)やアニメについて書きます。最近の読書感想は「漫才風読書感想」をやってます。カテゴリーから「漫才風読書感想」を選んで読んでみてください!

桜庭一樹『GOSICKⅣ―ゴシック・愚者を代弁せよ―』

ヴィクトリカは不満そうにほっぺたをふくらませて、黙った。そんなヴィクトリカを一弥はにこにこして見守っている。

「わ、わかったよ。もういいよ。ヴィクトリカのいばりんぼ!ぼくはもう君なんて知らないからね!」
ヴィクトリカは息を呑んだ。
かすかに顔を上げる。
その瞳には絶望したような悲しい光があった。

久しぶりに『GOSICK』の続きを読んだけど、予想以上に面白かった。以前に前巻まで読んだときは、連続で桜庭作品読んで食傷気味だったので…。犯人はおおよその見当が付いたけど、面白くって安心して読める。
それにしてもしわがれた老女のような声ってどんな声かね??ドラマCDでは斎藤千和みたいだけど、ちょっとイメージわかないな。