- 作者: 米澤穂信
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2007/10
- メディア: 単行本
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文化祭小説史上最高だった前作『クドリャフカの順番』でもしや終わりなんて思ってたので、今作が読めて本当に良かった。どうやら高校卒業まで続くみたいだから一安心。次回作はいよいよ2年生かな。
なんか<古典部>シリーズ読んでると『耳をすませば』見た後みたいな感覚に陥る。だがその青春がこのシリーズの良いところ!!
- やるべきことなら手短に
「やらなくてもいいことなら、やらない。やらなければいけないことなら手短に。」の信条に忠実だった頃のホータロー。
- 大罪を犯す
千反田さん憤怒の話。千反田さんが怒っているところなんて想像できない。
- 正体見たり
原題は『影法師は独白する』。
千反田さん、兄弟なんて良いもんじゃないよ。でも千反田さんみたいな妹なら欲しい。。。
- 心あたりのある物は
第60回日本推理作家協会賞短編部門候補作だったらしいです。
校内放送だけで真実にたどり着くなんて、やっぱりホータローは理屈をくっつける達人。
- あきましておめでとう
初詣で閉じ込められる話。まさか『正体見たり』に伏線があるとは思わなかった。
でも最大の読み所は摩耶花の巫女姿!!里志に見られて赤面している摩耶花が最高!!
- 手作りチョコレート事件
チョコレート消失の話。福部里志メインの話。
実際に自分の信条に忠実な高校生なんているのかなぁ??高校生なんて何も考えてないもんじゃないの??自分が薄っぺらい人間なだけか…。
千反田えるメインの話。
お嬢様の千反田さんとホータローって、やっぱり不釣合いだな。でも2人には頑張ってほしい。