くじら座ソーダ通信

主に読書(SFとミステリ)やアニメについて書きます。最近の読書感想は「漫才風読書感想」をやってます。カテゴリーから「漫才風読書感想」を選んで読んでみてください!

エドモンド・ハミルトン『フェッセンデンの宇宙』

ハミルトンの短編9編が載っているけど、短編『フェッセンデンの宇宙』1編のみ読みました。
フェッセンデンという科学者が研究室に人工の極小宇宙を作る話。なんかこの極小宇宙ってドラえもんの道具であったような…あれは地球を作る道具だったかな。。。まぁ人工宇宙なんて今ではいろんな所で使われているネタか…でも1937年に書いたって事がすごい。さすがはSFオールタイムベスト海外短編部門の上位に入る作品、よく出来ていたと思う。
宇宙の始まりがビッグバンじゃないって言うのはご愛嬌…まぁ1937年の作品だからね。宇宙全体を満たすガス雲が、その雲の粒子の相互引力によって巨大星雲に凝縮したのが宇宙の始まりらしいです。
ラストのしめ方は、『メン・イン・ブラック』の最後のシーンを思い出させて良かった。この宇宙も誰かの遊びのために運命が左右されるちっぽけなものかもしれない。。。